代表コンサルタント薬剤師の鈴木素邦です。今日のテーマは、薬局人事制度でよく質問を頂く着眼点を紹介します。
従業員が納得できる人事制度って何だろう?
人事制度は、従業員の給料や社員のランクを決めることですから、真面目に働く従業員ほど、真剣に考えています。
もちろん、会社にとって真面目に働いてくれる人は人財ですし、長く働いてもらいたいですよね。
では早速ですが、納得できる人事制度ってどんな項目が上がってくると思いますか?
何社かの薬局でヒアリングしてみたのですが、多い項目には特徴がありました!
それは、、、、、
評価基準の明確化
評価基準の明確化の具体例には以下のものがありました。
- 店舗毎の条件が入っていない
- 具体的な目標が明確ではない
- 評価項目がわかりにくい
評価システム等を作る側からすると、評価項目がわかりにくいことは、あまりにも成果重視にならないように、コントロールすることはあるかも知れません。
しかし、店舗毎の条件が入っていない、具体的な目標が明確でない、ということは、評価システムの問題ではなく、マネージャーの問題です。マネージャーとして機能をしていないのです。
評価者のスキル系
評価者のスキル系の具体例では以下のものがありました。
- 考課者と非考課者の信頼関係が▲
- 評価が評価前ばかりの内容に偏る
- 現場を知らない人が評価している
- 部下に関心がない
現場を知らない人が評価していることは、評価システムの問題ですが、それ以外は、実はマネージャーの問題です。マネージャーが部下を親身に見ること、部下と接して行かなければならないかがポイントですね。
人事評価のポイント
薬局の場合は、同じ会社であっても店舗毎に条件が異なってきます。
そのため、薬局長クラスに裁量権を持たせることが必要です。同時に、リーダーシップ&マネジメント能力を持った薬局長でなければ、そこで働く部下は優秀であればあるほど、辞めてしまいます。
中小企業では、若手の研修には力を入れるケースが多いのですが、マネジメント層のフォローが少ないケースが多いです。
マネジメント層の底上げは、間違いなく会社の力を上げます。良ければ、試してみてください。
今日の記事が読まれた方のお役に立てれば幸いです。
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