会社概要
会社名 | 有限会社クラヤ |
創業(設立) | 1988年(昭和63年)8月 |
代表者 | 代表取締役 鈴木素邦 |
本社所在地 | 千葉県白井市白井405番地 |
資本金(資本準備金含む) | 7,500万円 |
事業内容 | 薬局コンサルティング、不動産管理 |
顧問弁護士 | 保坂康介 |
代表プロフィール
鈴木素邦(suzuki soho)
薬剤師
経営学修士(MBA)
代表取締役
城西大学薬学部非常勤講師
経験業務
薬局現場薬剤師、人事評価業務、店舗開発業務、新規開発業務、各種研修業務、マネジメント業務薬剤師採用、財務・経理業務
講演実績
・一般社団法人日本薬局協励会 大阪全国大会「ゼロから始める訪問調剤」
・メドレーアカデミー「在宅医療の調剤報酬、他」
・NHK カルチャースクール講師「薬の正しい飲み方」
執筆
・(株)EMシステムズ:薬局経営について
・「その1錠があなたの寿命を縮める 薬の裏側」(総合法令出版)
卒業学校
千葉県船橋市立峰台小学校卒
千葉県船橋市立宮本中学校卒
私立江戸川学園取手高等学校(普通科)卒
城西大学薬学部薬学科卒。
グロービス経営大学院経営研究科(MBA)卒
在住経験
千葉県白井市にて出生。
埼玉県与野市(現さいたま市)、千葉県船橋市で小学校から高校まで過ごす。
埼玉県入間郡毛呂山町、川越市にて大学時代を過ごす。
社会人になって東京都豊島区、江戸川区にて在住し、現在は千葉県習志野市在住。
薬局コンサルティングへの道のり
薬剤師免許取得後に教育施設に就職し、挫折と挽回の繰り返し
大学へ教えにきてくれる薬剤師国家試験予備校(薬学ゼミナール)の講師が魅力的であったこともあり、
気づいたら薬学ゼミナールに講師として就職していました。
しかし元々は勉強苦手な私が、いざ講義をするとなると、わからないことだらけ。数年間、挫折だらけの日々を過ごしました。
漫談みたいな講義をしてみたり、語呂合わせを多く作ってみたり、色々やりました。
厳しい評価を頂くことも多くありましたが、きっかけとなったのは、学生さんからの
「知らないことを多く教えてくれるのは勉強になるが、知っていることがたくさんの講義は退屈」というコメントでした。
この言葉がヒントになり、大学の先生との詳細の擦り合わせや、学生アンケートを頻繁にやり、
学生さんが「何が苦手なのか、何が得意の可能性が高いのか」を調査しました。
10校以上の大学を担当していましたが、驚くことに全部ニーズが異なりました。
このニーズを講義に反映させるために、資料を組み合わせて好評を得るまで徹底して行いました。
徐々に聞き手に合わせた講義をできるようになり、学生さんや薬剤師さんから評価を頂けるようになっていきました。
「顧客に寄り添いながら一生懸命やることが、カタチになる」ことの経験が、弊社のミッション着想の原点です。
所属長として大失敗。ビジネススクールへ通いながら少しずつ成長
講師として一人前になってきた頃、所属長としての仕事を任されることになりました。
しかし、講師としてのスキルしかない私には、自己体験をメンバーに押し付けるだけの最悪の所属長でした。
当然「売上は伸びない」、「メンバーの離職率も高い」、「上司に呼出される」など、チームをまとめることはできませんでした。
そんな仕事崖っぷちの時に、ビジネススクール(グロービス)に出会いました。
この学校では、『人事、マーケティング、財務など』を体系的に学ぶことになり、すぐに実践をするように毎回宿題が出るのです。この宿題をこなす時に、所属長業務はピッタリでした。
崖っぷち部署ですから、宿題を担当部署に適合すると状態はどんどん改善します。
特に効果が大きかったのは、
明確な目標(評価軸を定めた)、やらなくて良いことの外注化、成果と賞与額の連動などを評価システムに連動しました。
背景にはメンバーのモチベーションが業績に結びつくことを学んだため、どうしたらモチベーションを上げられるのかが私の課題でした。
また、メンバーの行動を承認することをどんどんとしました。
承認はコストゼロですし、管理職としても、メンバーが笑顔で取り組んでくれることが嬉しかったです。
結果としては、部署成果をあらわす国家試験合格率は20部署中、1位を3年連続で達成しました。
成功体験があると、誇りが出てきて、さらにメンバーが元気になっていきました。
他にも、新商品開発や看板商品のリニューアルなども所管となったため「誰の何を解決するものなのか」を明確に調査、
得意なメンバーマネジメントを導入し、書籍やアプリ開発などを通じて、世の中からも評価をいただけるようになりました。
全社的に360度評価導入主導や管理職研修なども行いステージを上げる取り組みもしておりました。
360度評価ではデリケートな内容もあるため、離職を誘発することもありましたが、結果的には前に進もうとする社員はより前に進みました。
私の学びは、現場に知恵があると、成果につながり、成功しやすくなると思いました。(但し、担当者の裁量権は必要ですが。)
薬学ゼミナールでは、大きな裁量権を与えてもらい、色々と勉強させてもらいましたが、家業を継ぐために退職することになりました。今でも薬学ゼミナールには感謝の気持ちで一杯です。
役員となり財務の重要性を学ぶ
承継することになる弊社(当時は、不動産管理会社)の役員として活動を始めます。
今まで、会社全体の財務には薬学ゼミナール時代には触れる機会がなかったため、税理士に大変お世話になりながら「銀行からの会社の見られ方」「中長期計画の立て方」「財務諸表から見えてくること」など多く教えてもらいました。
ビジネススクール(グロービス)で学んだ下地はありましたが、実際に担当すると大きな金額がどんどん動いていく感覚や、失敗した時には全ての財産を回収されてしまうリスクを気にする自分が生まれました。
私の場合は、「どんな時でも会社を潰さないようにすること」が一番大事であると思って行動しています。時代がどんどん変わりますが、リスクの見積りができない事には手を出さない。逆に、見積もれるリスクは積極的に判断するようにしています。
経営者は、必ず財務数値(財務諸表の難しい言葉ではなく、会社の状態)を理解すべきと私は思っております。財務の理解あってから、戦略を練る必要があると思います。弊社にお問い合わせや無料相談いただく時にも、必ずお聞きする項目です。
新規事業(医療ビル誘致、薬局経営の準備)を担当
弊社は、新規事業として自社医療ビルを建設し、1フロアで薬局を行うプランを考えて動いてもおりました。医師誘致では、実績のない我々には困難なスタートでしたが、素敵な住宅メーカーの担当者様、卸業者様、医療機器メーカー様にも巡り合え、可能性のある広報活動を全て行いました。結果、逆境(コロナ禍での開業が少ない潮流、新規参入の弊社)であっても複数クリニックが入る医療ビルの店舗開発できることも証明できました。
薬局開業に向けて、薬剤師としての現場で働く機会もあり、大手からスタートアップの薬局でも仕事をさせて頂きました。スタートアップでは、在宅医療に絞り、一点突破の戦略。地域に店舗を集中している薬局は、健康サポート薬局・地域連携薬局など地域へ根ざす戦略。大手薬局は、多方面に分散投資をしつつ、かかりつけ薬剤師の回数を増やすなどの戦略で、会社にあった戦略には、大変勉強させてもらいました。
偶然なのですが、どこの会社に行っても、どの店舗に行っても元学生さん達に出会い、嬉しいことに、その元学生達は、薬剤師国家試験合格の恩返しの様に、私に現場の課題や工夫を多く教えてくれました。お陰で私も多くの知見を蓄積する事になりました。
「薬局経営の準備」から、「薬局コンサルティング」へ
薬局の経験を積めば積むほど、予備校での経験、小さい会社の役員経験、薬局での実務経験などから解決策や課題が、類似していることにも気づきました。
当たり前なのですが、成果を出せている会社の人がとても元気であること。しかし、真面目にやっていても成果が出ていない人が多い現実。
自社で薬局経営をする準備をしていましたが、今までの経験を応用する仕事は、薬局経営よりも薬局コンサルティングの方がより適していると判断し、今に至ります。
私は真面目な会社でも、規模の小さい会社は、経営に苦労している会社が多くあるように感じています。
弊社は大手薬局のような専門部署を持てない大多数の中小薬局様向けに、経営支援を行なっている会社です。
ご興味がありましたら、お問い合わせ・無料相談をお申し込みください。お待ちしております。